お洒落の革命児「ウィンザー卿」
メンズ・ファッションに最も大きな影響を与えた人物と言えば、英国王「エドワード8世」、後のウィンザー公爵の名が挙げられます。1894年生まれの彼は17歳で王位継承者となり、1936年に国王となるのですが、米国女性「シンプソン婦人」との「世紀の恋」でその王位を捨て「ウィンザー公爵」を名乗っています。皇太子の頃より彼が流行らせたものにはワイド・スプレッド・カラーとウィンザー・ノット、タブ・カラーのシャツ、セーター(当時、セーターは生活着でファッション・アイテムでは無かった)、ベレー帽、バックスキン・シュ−ズなど、つま先から頭のてっぺんまで数え上げればキリがありません.現在のメンズ・ファッションは彼によって進化したとも言えます。